元保育所経営者を書類送検 生後5カ月の女児うつぶせで死亡(産経新聞)

 東京都足立区の無認可保育所「ちいろば」(廃業)で平成17年10月、生後5カ月の女児が死亡した事件で、警視庁捜査1課と綾瀬署は3日、うつぶせに寝かせたまま放置し女児を死亡させたとして、業務上過失致死の疑いで、当時の女性経営者(47)を書類送検した。捜査1課によると、女性経営者は「監督、監視を怠った私に責任がある」と容疑を認めている。

 捜査1課の調べでは、同区大谷田のマンションにある同施設で同年10月21日午後2時ごろから約2時間にわたり、近くに住む桑原くるみちゃんが、マットの上でうつぶせに寝かされ死亡した。吐いたミルクなどを気管に詰まらせており、死因は窒息死だった。

 女性経営者はくるみちゃんの泣き声に気づいていたが、隣の部屋でパソコンの操作に熱中し、くるみちゃんを放置して死亡させた疑いが持たれている。

 女性経営者は当時、部屋のふすまを閉めており、「たばこの煙が行かないようにするために閉めた」と供述している。女は保育士の資格を持っていなかった。

 くるみちゃんの母親(37)は「一歩前進したが、まだ送検の段階。くるみは殺されたのと同じと思っているので、(刑事)処分が出なければ気持ちは落ち着かない」と話している。

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